例えば、商売をやっていて最初は順調だったのが、うまくいかなくなってきたとします。
そこで、「このご時世だからしょうがない」と決めつけて景気のせいにするか。それとも、「何かおかしい? どこか自分の中に原因があるのかもしれない」と自分自身を省みるか。
それによって、気づけないまま同じ不幸なパターンをくり返すか、幸せロードに方向転換をはかれるかの違いが生まれます。
自分の欠点に気づいてはいても、なかなか簡単に直せないのがカルマです。
心の癖、行動の癖は無意識に行っているために、自分で「おかしい」と気づきにくいのです。
その無意識の悪い癖をいかに自覚して直していくか__それが修行であり、人生の大きな目的の一つです。
無意識にしてしまう心の悪い癖、欠点は、同じような問題として浮上してきます。
いいかえれば、人生においてうまくいかないことやよくあるトラブルは、そこに悪いカルマが潜んでいることを示す前兆です。
ですから、何か問題が生じたら他人のせいにする前に、原点に返って自分の内側を見つめてみること。その時に大事なのが理解力や判断力です。
幅広い知識を得て、正しい判断力が養われていれば、「何か自分の中に問題がある」「乗り越えなくてはいけないカルマがある」と気づくはずです。
カルマは、その人が持っている欠点をこれでもかこれでもかと教えてきます。
そこから逃げようとしても、どこまでも追いかけてくるのです。
ごまかしたり、逃げたりしてもムダ。正面から向き合うしかありません。誰もが、そのためにこの世に生まれてきたのです。
難行苦行をしてカルマを超えたつもりになっても、その欠点が解消されていないならば、必ずや時を経て次なる問題に直面するでしょう。
いくらカルマから逃げようとしても、その欠点を自分で解決しない限りカルマは決して消えることはありません。
たとえどんなに苦しい状況であっても、自分がまいた種は必ず自分だけでしか刈り取れないのです。
現世でまいた種の意識がなくても、前世、つまりこの世に生まれる(転生)前にまいた種なのです。
それが善い種なのか悪い種なのかは、この世で幸・不幸の形で現れるのです。
くり返してしまう悪い癖、困難な状況、不幸や絶望的と思えるような出来事、人生における大きな壁に直面した時は、カルマの前兆です。
なので、その時こそしっかりとその悪い種を刈り取る。つまり、悪いカルマを刈り取るための時期だと覚悟をして、苦しかったり、また悲しいながらも、未来の自分のため、自分と関わりのある人のためにぜひ頑張って乗り越えていただきたいと思います。
神の世界の一日が、人間の世界で10年といわれます。
100歳まで生きたとして10日、「80歳まで生きて8日修行しておいで」といわれるように、この世に来て、前世で関わった人々と交流を持ち、夫婦になり、兄弟になり、友になり、憎んだり助けあったりしながら修行をして、時が変わればあの世の戻り、そしてまた再びこの世に修行に来るのです。
これも気づくための知識です。
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