青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

会話で子どもの心を育てる

小学校に上がると、子どもの世界が広がっていきます。学校など家の外で過ごす時間が多くなり、行動範囲も広くなりますが、自我の働きも活発になるなど、心の成長にも著しいものがあります。

 

そういった中で、子どもは家の外でさまざまなことを経験し、そしていろいろな知識(学校で習う勉強だけでなく)を覚えていきます。

 

しかし、親が子どもの表面的な成長(体の成長)ばかりに気をとらわれて、内面的な成長(心の成長)に気づかないでいると、親子の間に思わぬ亀裂を生んでしまうことがあります。

 

つまり、「おかあさんは何もわかってない」とか、「言われなくてもわかってるよ!」といった子どもの反発が出るのは、子どもの心の成長を意識せずにきた親の落ち度であり、また、もしかしたら、親が知識不足ゆえに子どもの変化に「気づかなかった」ためとも言えるのではないかと思います。

 

では、子どもの心の成長を見るにはどうすればいいのでしょうか。

 

そのためには、もちろん親子の会話が重要なのは言うまでもありません。ただ、最近は共働きの家庭も多いでしょうから、どうしても親子の会話を十分にとることが時間的に難しいという場合もあるかと思います。

 

しかし、親と子の会話で大切なのは、量ではなくて質です。

 

ですから、テレビを見ながら一緒に食事をしているときに交わす会話では、「親の注意力」が大切になってきます。

 

たとえば、親と子の会話の慣れの中で、家族だけでしか通用しない言葉を使っていないか、また、主語が抜けたままでも注意をせずに黙認していないか、といったことに注意を向けてほしいのです。

 

そうすることで、子どもの心の成長具合を把握したり、子どもの内面の成長を促すことにもなるのです。それに何より、あなたの言葉にきちんと耳を傾けていますよ、ということを伝えることにもつながると思うのです。

 

かく言う私も、娘が小さい頃は仕事が忙しすぎて、ほとんどかまってやることもできず、同じ家に住んではいても、会うことができない日も珍しくはありませんでした。

 

そこで、あるとき私は、娘にこう言いました。

 

「あなたのお母さんはね、本当に、世界中を探してもこんなダメな親はいないのよ。あなたに何も教えてあげられないし、食事も一緒にとれないし、遊んでもあげられない……。ダメな親でごめんね。だからあなたには、周りの人たちを見て、やっていいことと悪いことを覚えてほしいの」

 

まだ4歳だった娘は、突然親から「自分はダメ親だ」と言われてキョトンとしていましたが、私が最後に、娘の小さな手を握って「わかった?」と聞くと、子どもながらにコクリと頷いていました。

 

娘が大きくなってから聞いた話ですが、会話をしたくても時間がまったくとれずに寂しい思いをさせてきたはずなのに、娘は両親が自分のことを大切に思ってくれていること、そして、両親から十分に気にかけてもらっていることはちゃんとわかっていたのだそうです。

 

だから、親を泣かせるようなことだけは絶対にしてはいけないとずっと思っていた、と言うのです。

 

子どもはまだ小さいからわからないだろう、と油断している方もいると思いますが、小さいながらにも、頭の中ではいろいろなことを考えています。

 

親が子どもを見ているのと同じように、子どもも親のことを見ているのです。そういったことを、息子、そして娘に、私は教えられたように思います。

 

また、子どもは先生にほめられたような話は積極的にします。テストでいい点数を取ったとか、かけっこが◯◯ちゃんよりも速かった、といったことも喜んで話してくれます。

 

親のほうは、つい親心で、子どもがほめられた話を聞くと、それだけでうれしくなってしまったりもするでしょう。

 

「そうか、うちの子は学校でもよくやってるんだな。よかった」と安心しますが、それで終わらせてほしくないのです。

 

もちろん、そういった話を聞くことが悪いというのではありません。先生にほめられた話などを聞いたときは、しっかりほめてあげてください。そうすれば、子どものやる気も上がるでしょう。

 

ただ、私が注意を向けていただきたいのは、そういったうれしい話以上に、ネガティブなこと。たとえば、クラスで起こった困ったことやアクシデントなどの話です。そういう話題が出たときこそ、会話を深めていってほしいのです。

 

たとえば、

 

「今日は学校でどんなことがあったの? お母さんに教えて」

 

と聞いたとしましょう。そのときに子どもから、

 

「そうだ。◯◯くんが隣の席の女の子の鉛筆を盗ってしまって、先生にすごく怒られたんだよ。あの子、バカだよなぁ」

 

という答えが返ってきたとします。そういった場合、多くの親は、

 

「あなたは、そんなことはしてないわよね?」

 

というようなことを聞くと思います。そして、

 

「僕はしてないよ。そんなこと、するわけないでしょ」

 

という言葉を聞くと、それでほっと胸をなでおろして話を終わりにしてしまうのではないでしょうか。

 

でも、子どもがポツリと言った「あの子、バカだよなぁ」といった言葉を見逃さないでいただきたいのです。

 

そのようなことに気をつけながら、ここでもう一歩、子どもとの会話を深めていってほしいのです。

 

まずは、人の物を盗るのはいけないし、たとえいたずらでも、やってはいけないことがあるということを伝えてあげてください。

 

さらに、子どもがうっかり口にした、「あの子、バカだよなぁ」という言葉は、人のことを嘲笑する表現ですから、そのことも教えてあげてほしいのです。

 

そうしないと、やがてクラスメートにもそのような言葉を平気で言うようになったり、それが原因で、一歩間違うと、我が子がいじめの対象になってクラスで孤立することにもなりかねないのです。そういった危険性も、親が十分に認識するべきではないでしょうか。

 

また、ここで肝心なのは、ただ一方的に親の意見を子どもに伝えるのではなく、「あなたはそのときどう思ったの?」「そういうときは、どうするのがいいと思う?」といったような言葉で、子どもの気持ちを聞き出したり、その問題を子どもと一緒に考える、ということです。

 

そういった会話をするように心がけていれば、子どもの学校での様子もかなりわかってくるはずですし、クラスでの友人関係、担任教師の指導の良否なども見えてくるのではないでしょうか?

 

さらに、そのような会話を続けることで、やってよいここと悪いことがわかる判断力、事の善悪を見極める道徳力、人への接し方なども自然と身につけさせることができるはずです。

 

 

 

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