心の奥では、「もっと仲良くしたい」「理解しあいたい」と思っていたとしても、実際にはそう簡単にはいかなかったり、つい衝突してしまったり、溝ができてしまうのがこの世の現実です。
そこには、お互いに越えていかなくてはならないカルマゆえの課題が潜んでいます。
それゆえ、時にトラブルや対立が生じたり、思いもよらない困難な状況が訪れることがあるのです。
トラブルや対立の根底には、必ずと言っていいほど、我欲や心の不足があります。
いわば、カルマゆえの「心の壁」でその壁は、「うわべだけの愛では乗り越えていく」のは難しいでしょう。
では、どうしたらその壁を越えていけるのでしょうか?
それは、人との交流を通して、相手のことをよく理解し、いろんな角度から自分のことを見ることができるように心を養っていくことです。
まず、人と交流するうえで最も大事なことは、「ありがとう」「ごめんなさい」と言える素直さや、相手を思いやる気持ちを持つことです。
そして、人との幅広い交流を深めていく中で、理解力や判断力を養うことによって真実の愛が芽生え、そこではじめて心の壁を乗り越えていけるのです。
真実の愛に至る道は、そうたやすくはないかもしれません。
しかし、縁あって出会った人と接する中で、相手と心を通じあわせ、自分の不足や欠点を知る努力を続けていれば、心が養われていくはずです。
その意味において、身近な人たちは、気づきと心の成長を促してくれるかけがえのない存在です。
例えば、「過去世の貸し借りの清算」「恩を受けたことへの恩返し」「先祖同士の関わり(因縁)」「人生のある時期の支えあいやサポート」など、お互いに重なりあうカルマの中で、魂の約束を交わしたうえで、この世で出会っています。
中には、過去世(前世)でどんな関係があったかを何となく感じるとか、思い出す人もいるでしょう。
あるいは、出会った瞬間に相手に対して特別な感情を抱いたり、他の人には理解しがたいような強い衝動にかられることもあるかもしれません。
それは、深い理由もないのに「良いこと」と思う場合もあれば、「腹が立つ」とか「不愉快」と感じる場合もあります。
しかし、過去に何があったにしても、またどんな間柄にあったとしても、現世での関係を通して互いに魂を磨きあうために再会しているのです。
例えば、先祖代々対立してきた個々の子孫たちが、代々欠点を直せないがために先祖と同じ行動を続けている場合も多いわけですが、そのようなカルマがあって、相手に対して「許せない」という感情を抱いていたとしても、現世では、お互いにカルマの解消、和解のために出会っていることもあるのです。
であるならば、一時の感情にふりまわされず、困難な状況を成長のためのバネや肥やしにする方がよほど自分のためであり、相手のためにもなると思います。
そこでの課題を乗り超えた分だけ、魂の成長がのぞめるからです。
たとえどのような関係であっても、カルマゆえの縁があって出会った以上、その関係、出来事の中に気づきと学びのチャンスがあるはずです。
言い換えれば、誰もが身近な人との関係を通して真実の愛を学び、育むために、生まれ変わっているとも言えるのです。
身近な人との関係がぎくしゃくしたり、なんともならずにうまくいかないと、それがストレスになったり、思った以上にダメージを受けてしまうことは、多かれ少なかれ皆さんも経験されているのではないでしょうか?
それは、「魂の約束により、この世で再会したのだから……」という魂の記憶がどこかにあるからです。
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