人間関係のトラブルや対立の根底には、必ずと言っていいほど、我欲や心の不足があります。
心の奥では、「もっと仲良くしたい」「理解しあいたい」と思っていたとしても、我のせいで実際にはそう簡単にはいかなかったり、衝突してしまったり、溝ができてしまったりするのが現実です。
そこには、お互いに越えていかなくてはならないカルマゆえの課題が潜んでいます。
それゆえ、思いとは裏腹に、時にトラブルや対立が生じたり、思いもよらない困難な状況が訪れることがあるのです。
そんな時、人の心には「心の壁」ともいえる、我でできた大きな壁がそびえ立ち、相手との和合を拒みます。
では、どうしたらその壁を越えていけるのでしょうか?
そのためには、人との交流を通して、相手のことをよく理解し、いろんな角度から自分のことを見ることができるように心を養っていくことです。つまり、客観的に自分のことを冷静に観察できるかどうか、がとても大切なのです。
まず、人と交流するうえで最も大事なことは、「ありがとう」「ごめんなさい」と言える素直さや、相手を思いやる気持ちを持つことです。
表面的な言葉や反射的な感情の隆起に惑わされず、ハートで相手を感じるのです。
そして、人との幅広い交流を深めていく中で、理解力や判断力を養うことによって相手に対して真実の愛が芽生え、そこではじめて心の壁を乗り越えていけるのです。
真実の愛に至る道は、こうして言葉でいうほどたやすくはないでしょう。
唯物に染まった思考の偏りを調整するのは当然、努力を必要とします。
しかし、縁あって出会った人と接する中で、相手と心を通じあわせ、自分の不足や欠点を知る努力を続けていれば、心のバランスは取れていきます。
その意味において、身近な人たちは、気づきと心の成長を促してくれるかけがえのない存在なのです。
例えば……
この続きはメルマガで読むことができます。私に質問もできますので、ご興味がある方は登録のうえ、質問を送ってください。
↓登録はこちらから↓