青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

家族の絆

 新年度の始まりです。心機一転、新たな目標に向かっていく 時期になりますから、みなさんの中にも今年一年の計画や目標を立てていらっ しゃる方もいると思います。向上心を持ち、意欲的・活動的であることはとて もよいことですが、あれやこれやと外(社会)での活動について考える前に、 まずは内(家)のことについて考えて、見直していただくのもよいかと思いま す。  

 

 なぜかといいますと、家や家族といったものは人生の基盤であり、土台とな る大事なものですから、外(社会)でのことをどうこうするためにもまずは内 (家)を正さなくてはならないのです。家を健全な状態に保ち、よりよい状況 にすることは、そのまま生活や精神の向上に繋がりますから、家族の一員が学 校や会社といった外で活躍するためにも、まずは内(家)がしっかり安定して いるという要素は絶対に欠かせないのです。 家というものは、家族みんなが 帰属意識を持てて大切に思える、安心できる場所でなくてはなりません。  

 

 そういう〝家〟という特別な場所で家族が生活をするためには、当然ですが 〝家事〟という家庭の仕事が必要不可欠です。昔は、家事は家の女性の仕事で した。男性(夫)が外でお金を稼ぎ、女性(妻)が家のことを取り仕切ったも のですが、昨今では社会の変化によりそういう家庭が減ってきました。現代で はご夫婦で共働きというのは珍しくなく、むしろ若いご夫婦の世代では〝専業 主婦〟のほうが少なくなっています。  

 

 そうなってくると、昔のように妻が家庭内の仕事である〝家事〟の一切を行 うというのは体力的にも時間的にも難しいですから、自然と夫婦で協力して家 事を行い、家を切り盛りしていくことになります。それ自体はとてもよいこと だと思うのですが、最近、とてもよくない家事の分担をしているご夫婦のお話 しをうかがいましたので、〝悪い例〟としてご紹介したいと思います。  

 

 どういう家事の分担かといいますと、それは「今週は全部夫がやる、来週は 全部妻がやる」といった交代制での家事・育児の分担の仕方です。これはとあ る若いご夫婦の話なのですが、そのご夫婦はこのように家事を完全に交代制で 分担するというのです。なぜそうするのかというと、それは妻も夫も家事が〝 非番〟の週を作り、独身の頃のように外で友達と遊んで、羽を伸ばしてリフ レッシュするためだというのです。私はこの話を聞いて唖然としてしまいまし た。当人同士はそれでよいのかもしれませんが、これはぜひとも改めて欲しい 家事分担の仕方だと思いました。  

 

 なぜ交代制での分担がよくないのか。その理由はいくつもありますが、一番 はまず、ご夫婦が一緒になってできた家の家事というものは、独身者のひとり 暮らしの家事とは違い、ただの〝生活に必要な雑務〟ではないからです。家事 はご夫婦が家族として結びつき、人生を共有しているということの具体的な表 れであり、〝生活〟そのものなのです。

  

 

 

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