人間はどうして生まれてくるのでしょうか。
みなさんも人生のどこかで、
「人はなぜ生まれてくるのだろう」
「私は、何のために生まれてきたのだろうか」
といった疑問を自分自身の心に問いかけたことがあると思います。
いわば、人間の生に対する疑問は、人間なら誰しもが抱く永遠不変の問いともいえるでしょう。
そのような「なぜ生まれてくるのか」といった問いに対して、私は、
「この世は人間のカルマの清算のための修行の場であるため、さまざまな経験を積み、魂を成長させるために、人は生まれてくるのです」
と答えます。
楽しいこと、うれしいことだけでなく、苦しいこと、悲しいこと、悔しいこと、つらいこと、怒りを感じることなど、さまざまな経験をすることによって魂を磨き、修行することが人生の目的なのです。
人生とは、いってみれば修行の場。苦しいことがあって当たり前なのです。
ではなぜ、修行が必要なのかといえば、それは、前世で行った悪い「カルマ」を解消するため、といえるでしょう。
要するに、自分が過去世で犯してきた間違った行いや思い、言葉に気がついて、それを直していくために生まれてきているわけです。
だからこそ、そういった過ちに気づかせるために、苦しい経験をしたり、試練ともいえる出来事に遭遇するのです。ただ苦しい、つらい、と言っているだけでは、人生の目的を果たしていないということになるわけです。
言い換えるなら、神から「修行に行っておいで」と背中を押され、この世に送り出されたようなもの。だからこそ、「しっかり修行するぞ」と、心に決めて生きていくことが、みなさんのひとりひとりに、神から与えられた使命なのです。
そういった視点から考えてみると、「天国」「地獄」とは、あの世のことではなく、この世のことといえるでしょう。
たとえていうなら、病気で苦しむのは〝灼熱地獄〟、子供に先立たれる苦しみは〝火炎地獄〟、職場で窓際に押しやられるのは〝針の山〟とでもいえるでしょうか。
でも、それもこれも、悪い「カルマ」に気づいて直していけば、天国に変えていくこともできる、と私は思っています。
また、仏教の用語に「生老病死」というものがあります。
これは、人間として生きるうえで避けられない苦しみを表した言葉なのですが、その苦しみには、次の四つがあります。それは、
「生まれること」
「老いること」
「病気になること」
「死ぬこと」
という四苦です。
つまり、お釈迦様の時代から、「生まれること」には苦しみが伴うといわれていたということです。この世に生まれた人は誰ひとりとして、幸せ三昧といったような人生を送る人はいないのです。
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