以前は、正直、「こんな状態でどれだけの人に気づきの教えを伝えられるのだろう?」と悩んだ時期もありました。
私はカウンセラーではないので、相談者の方から細かな話をお聞きすることはありません。あくまで、神から授かった透視能力によって、その方が抱えている問題の根本的な原因を見ながら、神の言葉やアドバイスをお伝えするのが私のお役目です。
ですがそのことで、「自分の話を聞いてくれない」「聞いていることに応えてくれない」「当たらない」などと批判を受けることも多かったのですが、実は「透視能力がないのに霊能者と称する人は、詳しく聞かなければ回答できないので、いろいろと聞きたがるし、聞く必要がある」のです。そして、そのことに相談者自身が気づけずにいるのです。
これではいけない。神がいくら人を救いたくても堂々巡りになってしまう。何とかして、「自分を捨ててでも日本中に気づきの旋風を巻き起こし、日本を変えたい」という思いが沸き起こり、気づきについての考えを小冊子にまとめ、やがてそれが本という形になって全国の方々の目に触れるようになりました。
これは、メディアの方々が気づきの大切さを理解してくださるようになったおかげでもあります。
以前、『「気づき」の条件』というマンガ本を刊行したのですが、やしきゆかりさんというマンガ家の方が、これまでの私の半生をとても上手にマンガで表現してくださいました。
マンガも知識を得るための大切な情報源で、気づきのヒントを与えてくれます。
私もこのマンガを通して、それまで知らなかったマンガについての知識が得られ、この作品に対して慈しみに近い温かい気持ちが生まれました。
これまでの著書もそうですが、私がお伝えしたいことは一貫しています。
自分にとって都合の悪い問題が起きると、何でもかんでも霊障のせいにしたり、先祖供養をしたり、結果的にご先祖をおとしめるような行為をしていることの愚かさに気づいてもらいたいのです。
そして、自分の心の不足やいたらなさ、欠点に気づいて、それを直していくこと。
それが、人を許し、人と調和できる生き方にもつながる。
そのためには、できるだけたくさん知識を得て、正しい理解力や判断力を養っていく。
それこそが、不幸やトラブルというピンチを気づきのためのチャンスに変えて、幸せへの道へと転じることなのです。
このようなことをお伝えしているのは、大きな時代の変化とともに、私達自身の心も成長していかなくてはならないからです。
これまでの日本は、科学技術や生活文化などの「物」は急スピードで大きく発展してきました。
特に戦後は、誰もが無我夢中で黙々と働きながら子どもを育てるのが精一杯という生活を送ってきたこともあって、その結果、物質的には確かに満たされました。
ところが、「心」の方はどうだったでしょうか?
家庭における子育てにしても、学校や社会における教育においても、心の大切さが置き去りにされてしまった……。
また、ご先祖や神仏、霊といった目に見えない世界についての正しい知識の伝達が遅れてしまったこともあって、大人や年長者であっても、心の成長のために本当に大切なことが理解されていないのではないでしょうか。
こうした問題には、心のあり方や目に見えない世界についての知識不足が深く関わっています。
いくら物欲を満たしたとしても、心が貧しければ、本当の幸せをつかむことはできないのです。
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