夫婦関係は家族の中でも最も重要なものです。この関係にヒビが入り壊れてしまうと、離婚。つまり、家庭の崩壊です。
もちろん、片親でも幸せな家庭を築いている方もたくさんいらっしゃるので、一概に離婚が悪いことだとはいえませんが、両親の離婚によって子どもが苦しむ場合や、一家離散してしまうケースも多くあるのが事実です。こんな悲しいことはありません。
お互い好きになって、つき合いを経て結婚したにも関わらず、時が経つにつれて相手に対する不満が出てきたり、会話もなくなり、感謝の言葉をかけることもなくなるというのはよくある話です。こうした状態が長年続くと、感情のもつれがどんどんひどくなってしまいます。夫婦間で、ほとんどコミュニケーションがないのは危険信号だと思います。
こういった場合、夫がものすごく亭主関白であることが多いようです。自分の嫁をまるで家政婦かのように扱い、やることなすこと、いちいち注文をつけてきたり、身の回りの世話は全部してもらっているのに、感謝の言葉ひとつかけず、ご飯を食べても「おいしいね」のひと言もいわないのです。
その成れの果てには、昨今聞くようになった「熟年離婚」などがあります。妻はとにかく夫が会社を退職する日まで辛抱する。そして、夫が退職したあとで、「これまでお世話になりました。離婚します」と、妻から離婚届をつきつけられてしまうのです。妻のほうはもう心が決まっていますから、どんなに夫が説得をしようとも後の祭り。妻が離婚を思いとどまることはほとんどありません。
ここまで来るには、当然、前述したような夫婦間でのコミュニケーション不足や、家事や育児の協力態勢が皆無だったことなど、さまざまな理由が重なり合っているのです。
定年の年齢になると子どもも大人になっているので、精神的ショックは小さい子に比べればそれほどでもないでしょう。しかしこれでは、夫婦ふたりが前世から背負ってきたカルマを、またしても解消できずにこの世を去ることになるのです。
「苦しくても離婚はしないでください。耐えてください」とはいいませんが、結婚生活の中で解決できるはずなのです。もっといえば、おつき合いする段階、結婚を決める段階からの心構えが必要だと思うのです。
未来のことまでをも考え、後悔したり、孤独にならないためにも、どんな些細な問題も先送りにしないで、夫婦でしっかりコミュニケーションを取って、話し合いのもとに解決していかなければなりません。いい換えれば、乗り越えられないカルマはない。乗り越えられない原因は自分自身にあるということです。
ご主人は今一度奥さんのことを考えるべきだと思います。これは何も、亭主関白のご主人だけでなく、すべての男性に伝えたいことです。
家事は、思っている以上にすごく大変なのです。お皿洗いは腰が痛くなるし、家中の掃除をするのもものすごく労力がいります。毎日の食事だって、献立を考えるだけでも大変です。栄養バランス、家計などを考えながらやりくりしているのです。
その努力を理解してあげなければいけませんし、協力してあげることもとても大切なことです。
ですから、感謝の言葉をかけるのは当然だと思いますし、何か手伝ってあげるとか、一緒にやってあげるとか、そういったご主人の協力が結婚生活には必要なのです。共働きの場合は特にそうです。妻ばかりにすべてを背負わせていたら、やがて嫌気を差されてしまっても文句をいえる立場ではないと思います。
夫婦ふたり、お互いの協力態勢がなければ、幸せな家族を築いていくことは非常に困難だと、心にとどめていただきたいと思います。
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