男性が女性のことをよく理解しないまま、男性のわがままを女性に押しつけていることもよくある相談です。
例えば、女性の生理を知らない男性。女性はある年代になって生理が終わると、ホルモンの関係で男性と関係を持ちたくなくなることが一般的によくあります。
これは、閉経後、女性ホルモンの分泌が減少するためです。
ところが、それを知らない男性がけっこういるのです。
特に、それまでの夫婦関係がしっくりいっていない場合は、それを理解してくれないご主人に対し、奥さんが益々毛嫌いするケースが少なくありません。
奥さんが自分を拒んでいる理由がわからずに腹を立てたり、他に男性ができたのではないかと疑ったり、浮気していると決めつけて、ご主人が暴力をふるったりするのです。
自分の生理的な欲求をセーブすることができずに、わけもなく怒鳴ったり、わめいたりして、夫婦の心がますます離れてしまいます。
外で遊んでくるような男性ならまだしも、真面目で奥さんしか知らない男性は、自分の性的な欲求不満の感情をコントロールできずに、本人も驚くほどひどい行動に出てしまうのです。
これも異性やパートナーに対する知識不足からきています。
ですから、夫婦の間で女性の生理についてきちんと理解できるように、30代、40代から本を読むなどして正しい知識を得ておく必要があります。
こうした知識を得ると、夫婦の関係が悪化するのを防ぐことができるのです。
その知識がなかったために離婚したり、離婚によって最愛の子どもを悲しい思いをさせたり、また当事者同士も未来において寂しい人生を送ることになった例も数多くあります。
また、更年期障害についても、正しい知識を持っていれば未然に防ぐこともできます。
閉経前から閉経後のことを知り、閉経後に不足しがちな栄養素をしっかり取るようにしたり、規則正しい食事や適度な運動、ストレス解消などを上手に心がけることによってある程度予防できるのです。
私も40代になってから本を読んで知識を得、そのように心がけたことから、肩凝り程度でさほどのこともなく更年期をのりきりました。
ある年齢になると、「更年期、更年期」といわれますが、誰もが必ずそうなるとは限らないのです。
このように、更年期の問題にしても、知識は病気の理解やトラブルの予防にもつながる、つまり、幅広い知識を得ることが幸せにつながるわけです。
夫婦だから……、と相手のことがわかっているつもりが、意外な落とし穴に落ちることもあります。
こんなご夫婦のケースもありました。
娘さんを亡くして、大きなショックを抱えていたご夫婦です。
奥さんはご主人をいたわって、一切泣き顔を見せないようにしていました。そして頑張って、頑張って10数年……。
しかし、ご主人をいたわるその忍耐の日々が、不幸なことに奥さんのうつを招き、その後認知症になり、最愛のご主人を悲しませる結果になってしまったのです。
一方、ご主人の方は、「あの時に妻の苦しみに気づいていれば……」と後悔がうめき声になりました。
かつて一度だけ、妻が自分の精神力の限界を訴えたことがあったのに、そんなことはあり得ないと妻の病の前兆を否定し、妻の気持ちを深く理解しなかった、というご主人。
ご主人は、「つらい、悲しい」の日々、最愛の娘を亡くした奥さんの苦しい心に対するいたわりがなかったのです。
奥さんの心のうちは、いかばかりの月日だったのでしょうか?
もしもその時に、ご主人が「何かおかしい」と奥さんの様子に気づいて、共に力をあわせて手を打っていれば乗りこえられたかもしれません。
このように、夫婦関係においても正しい理解と知識があれば、病気の予防もでき、また、その悪化を防ぐこともできるのです。
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