今回は、「思考する」ということについてお話ししたいと思います。
誰しもが思考しながら生きてはいるのですが、本当に「思考する力」「考える力」を持っている人とそうでない人の間には決定的な違いがあると思っています。
それは、
問題点を見つけ(疑問を持ち)、解決する力
です。
言葉にすると単純ですが、これをできている人は多くはありません。
ではまず、問題点を見つけるということについて考えてみます。
たとえば読書をしていたりテレビを見ていたりしているとき、みなさんはどのように読んだり見たりしていますか?
“ただしているだけ”になってはいないでしょうか?
ただ読書をしているだけ(文章を読んでいるだけ)、ただテレビを見ているだけ(ぼーっと眺めているだけ)。
もちろん、五感から情報が入ってきていますから何かしらは考えてはいるでしょう。
しかし、大切なのは疑問点を見つけるということです。
「なぜこうなんだろう?」
そうした疑問点を見つけることが、考える力を育てる源になります。そのように疑問点を見つけるには、能動的になる必要があります。
ただ読んだり見ているだけでは、実は考えているようで何も考えていないために、私がいつもお伝えしている“知識”が身についていきませんし、その本やテレビ番組の内容自体は覚えていたとしても、人生に応用することができません。
たとえば、小説の中で主人公とその友達が仲違いをしてしまう場面があったとします。
ここで、「なぜふたりはケンカしてしまったのだろう?」という疑問を持ち、それについて深く思考しなければ、「主人公とその友達の関係性が壊れた」という事実しか残りません。小説の表の内容が残るだけです。
しかし、一歩踏み込んでそれまでのふたりの関係性から「なぜ彼らの仲は壊れてしまったのか」「何が原因だったのか」ということを考えることで、自分の非認知能力を鍛えることができます。
非認知能力とは……
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