人生において役に立つ知識は、目に見えない家の中での生活との関わりも多いことから、それぞれの家に伝わる “家庭の味” と同じように、単純に数字に現せるようなものではありません。
どの家にも、自分の祖母や母から代々引き継いだわが家の味というものがあります。
その味は、自分の家だけでしか出せない味で、同じ煮物であっても家庭によって味付けが違います。
ですから、嫁に行った先でご主人の家の味を知って、初めて「ああ、うちのお母さんとは違う味なんだ」と実家の味との違いを知ります。
どちらが上か下か、正しいか間違っているという問題ではなく、それぞれに個性があるということを知るならば、これも何百万、何千万もある中の一つの知識です。
その家の代々伝わってきた調理の味。お漬物やお煮しめの味を知ることなど、これも大事な知識です。
私も最近、わらびの味噌漬けという料理があることを初めて知りました。
これはたぶん、昔飢饉があった時などに保存食として山菜のわらびを味噌に漬けておいたのでしょうか?
昔の人の食の知恵です。
これも知識のひとつなわけで、一口に料理の世界といっても、その専門分野はとても幅広く、本当に驚くほどたくさんの知識、知恵があるわけです。
このように私たちは改めて知識ということを「言葉」にすると、なるほどと思うのですが、あらゆる膨大な知識の中で育つうちに、「当り前意識」と「知っているつもり意識」が合体して、その視野の狭さに気づくことなく、慣れの生活に違和感さえ感じなくなっています。それこそが、この世の修行においての「カルマの落とし穴」なのです。幸せは、三味線、太鼓をたたいてはやってはきません。決して「カルマの落とし穴」に落ちてはいけないのです。
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